メタバース造船所

2024年 4月 11日 メタバース造船所へのご来訪、誠にありがとうございました。

本ページにお越しいただいのにも関わらず、アプリのインストール不具合(クラスターをGAMEと認識され、
各位の会社パソコンにインストールできなかった不具合)にて、参加できなかった方、誠に申し訳ありませんでした。

もちろん、事前対応すればインストールNGを回避する手段はあったのですが、
当日のみのイベント開催ということもあり、残念ながら個別対応できませんでした。

クラスター社と協議し、今後、対策を検討致します。

さて、その代わりとまでは言えませんが、当日のイベントの様子を少しご紹介致します。

 

これが日本初(世界初?)のメタバース造船所です。
2024年4月11日のみ、船主様及び井筒造船所様の許可を得て、一般公開致しました。
現在リアルに建造している旋網漁船に対し、漁撈機器の配置を検討している段階のものです。
写真を見て、皆さんどうでしょうか?
船の大きさを、リアルに感じることができませんか?
そう感じることができる理由の一つは、アバターの体型が、より現実に近いからです。
通常使用している船舶の3Dビューワとの違い、クラスターではアバターの体型設定が自由にできます。
人形では、直感的に船の大きさを感じることはできません。
リアルな体型設定こそが、現実と近い、イメージどおりの3Dレビューを実施できます。


4月11日は、ご多数の方にご来場いただきました。
各位のアバターにて、船を各々の視点にて、自由に見学していただきました。
アバターが全く動いていない方も、最後までログイン状態で音声のみで私の声を聞いていただき、
誠にありがとうございました。
各位、自分の仕事をしながらでも、このイベントに参加してくださったこと、大変嬉しく思っております。
おかげさまで、様々な発見がありました。

 

アバターの操作はとても簡単で、皆さんジャンプしながら操舵室の頂部まで登ることができました。
初めてクラスターをインストールされた方がほとんどでしたが、皆さんすぐに慣れたようです。

 

 

本船関係者であるJRCムラ王様にて、舶用レーダー機器など、通信機器に関してプレゼンしてもらいました。
ムラ王様、イベントのご協力ありがとうございます。
Sea JAPAN 2024 の開催に合わせて今回のイベントを実施しましたが、
メタバース上でも展示会や講演ができることが確認できました。

 

 

船のフレーム番号(グリッド)を表示させたり、非表示にしたり、クラスターでできるエフェクトを紹介しました。
船を上下反転させることもでき、皆さん驚いておりました。
(船は建造時、上下反転した状態で施工することがあるため。)

 

 

メタバース内のスクリーンには、自由に映像を映すことができます。
上記写真は、”実名”での呼び掛けをお願いしたスクリーンコメントなのですが、
クラスター社が実施している普段のイベントで実名を呼び掛けることはないため、
我々のイベントは、とても珍しいタイプのイベントだったようです。
B2C型ではなく、B2B型で進めて行く上で、実名性の大切さをクラスター社と共有致しました。

 

 

いつ、どんな時間でも、自分のデバイスで、建造中の船を確認することができる。
音声やコメント機能を使って、遠隔に住んでいる関係者同士が、リアルと同じように打ち合わせをすることができる。
メタバース造船所の、これからの可能性は、計り知れません。



YOUTUBEに公開されている動画もスクリーンに映し出すことができたため、
私の講演の最中に、何度か動画を流させていただきました。

動画のリンクは、以下となります。

https://www.youtube.com/watch?v=JRgJQjoI38U

我々がメタバース造船所にて、一番やりたいことを紹介している長崎放送のニュース動画です。

 

 

15時の講演時、ほぼギャグですけど、という前置きで免罪符を得たうえで、
スガシカオの”PROGRESS”という曲をかけてみました。
言わずと知れた、プロフェッショナル仕事の流儀という番組の主題歌です。
「1曲流しますので、仕事しながら聴いてくださいね!
 私はこの番組に出ることが目標ですが、さすがにここでは熱く語らないです!」
と宣言したくせに、
最後は、ほんの少しだけ、、熱い気持ちや、関係者への感謝の意を、曲にのせて述べさせていただきました。

この後、19時から行われたクラスター社との打ち上げ(飲み会)にて、担当の加藤大哉氏らから、
ここが一番エモかった、と、イジられてしまいましたが。

 

 

イベント終了時刻である16時前、完全に調子に乗ってしまった私は、”PROGRESS”をアンコール。

最後まで残ってくださった方へ、「一人ずつログアウトしよう!」と呼びかけ、無事にフィナーレを迎えました。
終わってみると、ともて長い一日でした。
アドレスを知っている方のみの限定公開イベントだったため、来訪者が誰一人いなかったらどうしよう、
と不安になっておりましたが、皆さんとの一体感を得ることもでき、イベントとして及第点だったと自己評価しております。

もっと上手く話せたら、、もっと多い来訪者を呼び、、もっと革新的なイベントにできたのでは、と、
色々反省する面も多いのですが、
10時から16時まで、ほぼ私のフリートーク炸裂で会場が無言になることもなく、
日本初のメタバース造船所をこうして公開できたこと、誇りに思います。
これからはエンジニアリングモードでメタバース造船所を実務に活かし、しっかり取り組んでいきます。

ご来訪の皆さん、クラスター社の皆さん、誠にありがとうございました。

ネイバルアーキテック長崎有限会社
代表取締役社長 内田恭浩